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1.4.12

Musee Guimet

206日目。

4月になりました。
そして、今日は第一日曜日。
毎月恒例の美術館無料の日。

今月は、16区にある、
Musee Guimet(ギメ美術館)に行きました。
 ここは、アジアの彫刻や装飾品が展示されている美術館。
 入ると直ぐに日本庭園のような雰囲気が広がっています。
 'Sho'と題された、日本の書の特別展示中があったので、
まずそこから。
 一番上の階にあります。
 大きく力強い現代の書の展示。
筆のタッチや墨汁の飛び具合とか、
こういう作品って一発勝負で奇跡的なアートだと思うと、
なんだか見ていて鳥肌が立ちました。
 吹き抜けからは下の古い図書が見えて、
柱と共に、和洋のコラボで素敵な雰囲気。
 同じ階には、中国の骨董品の展示も。
 ここは、韓国の品の展示。
 韓国の展示の中に、国の教え的なものが展示してあって、
漢字なのでなんとなく意味が分かって、
大事な事だなぁ〜と思って、写真撮っておきました。
 これも韓国。
 日本の骨董品も、縄文土器、弥生土器、
埴輪、古墳時代の骨董品から、
江戸時代に至るまでいろいろ展示してありました。
 仏像も。
 江戸時代の立派な鎧も。
こう見るとカッコいいですね。
 遠山の金さん的な。

日本、中国、韓国とこうやって見比べると
とても面白かったです。
同じような物が多い中、少しずつ違って、
国風が出ていて、興味深かったです。
中国の繊細さ、韓国の力強さ、
日本の陰と陽の芸術的な表現など。
 下の階に行くと、中国のもっともっと古い品の展示。
 千の手を持つお釈迦様。
 東南アジア系の国の展示もあります。
これは、チベットの作品。
チベットはワイルドな感じ。
 チベットは、骸骨などを使った作品も沢山ありました。
 ネパールに行くと、ヒンドゥーな雰囲気が交わってきます。
 インドやネパールの装飾品。
ペイズリー柄のような布がとても美しかったです。
 パキスタン/アフガニスタンのセクションもありました。
イスラムの色が入ってきます。

こうやっていろいろな国の展示を一度に見られると、
本当に面白いなぁと思いました。
それぞれの国によって少しずつ違う雰囲気が出ていて、
とっても面白かったです。

今回ギメ美術館に行ったのは、
東北大震災の時、石巻市の日日新聞社が
号外として掲示していた新聞の展示があると
聞いたからだったんです。

でも、いくら探してもない。。。
看板は出ているのに。
仕方なく聞いてみると、別館での展示との事。

 同じ通りから少し東に行くと、
Pantheon Bouddhiqueという別館があります。
こんな小さな入り口を入ると、
パリっぽいちょっと豪華なアパートの中のような雰囲気。
 上の階に上がると、
La Missionと題されたこの展示会がありました。
 このように、震災後6日間の
掲示板号外新聞が写真とともに展示されていました。
 読むと、被災地での悲惨な状況の中、
住民を安心させる為に、
情報を提供している新聞社の姿勢がよく分かりました。
この新聞があるだけで、何もないよりも、
少しでも落ち着いて行動できたのではないかと思いました。
手書きの新聞なんだけど、震災1日後の号外の字が、
焦り、不安、急ぎ、恐れなどを
表しているなぁと思いました。
日日新聞の方々、お疲れ様でした。
 この別館は、日本の展示品専門。
釈迦像などの銅像が沢山。
 これだけの数のお釈迦様を見れるのは、
ヨーロッパの中でもとても珍しいと思います。
 裏には、こんな日本庭園もありました。
もうどこに自分がいるのか忘れてしまう程の雰囲気。

石巻日日新聞の展示は、4月15日までの展示です。
無料なので、パリにいる方は、是非行ってみてください。
天気が良かったので、例の自転車レンタル
(Vilo)で次の美術館へ移動しました。
自転車専用道路があるので、
スイスイでいい感じのサイクリングでした。

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