MaA Photo 2

Translate

31.8.12

les deux dernières semaines

347日目その2。

旅行日記ばかり更新していて、
最近の私の生活について書いてなかったので。

といっても、何と残り10日を切ってしまいました。

Rock En Seineも終わり、
パリの生活に戻ったのは良いですが、
いろいろやる事があって家に引き蘢っている状態。

そんな中でもそれなりに思い出に残る様な事をしようと、
毎日ちょくちょく出歩いています。
 日曜日の午前中は、お友達のお家からお散歩。
朝市を見て回って、美味しそうなピーチを購入。
 お薦めパン屋でバケットを買って、
可愛いチーズ屋さんでチーズを買い、
(Saint Felicienっていうチーズとっても美味しかった)
中華屋さんでタイサラダを買って、
エッフェル塔の目の前でピクニックランチ。

なんて幸せな日曜日なんでしょう。
こんな日曜日を過ごせるのもきっと
最後になってしまうかもしれません。


月曜日は、元ルームメイトのお家に戻り、
旅+フェスで何も出来ていなかった身の回りの整理。
その前に、昼まで寝てしまった。
ここへ来て、全ての疲れがどっと出て、
ちょっと体がだるい感じがあったので、
薬を飲んで、とりあえず寝ました。
寝たらすっきりしたので、片付け開始。
写真の整理をしたり、持って帰る荷物をまとめたり、
今後の予定や何がしたいかなどの計画を立てたり。

 火曜日は、13区のセーヌ川沿いから
ずーっとHotel de Villeの辺りまで歩きました。
今週末に計画しているイベントの場所探し。
セーヌ沿いでピクニック形式でやるか、
ボートを借りるか、
バーの一部を借りるか、
それともアパートを1泊借りてしまうか。

と迷いつつ、探しつつ歩いたのですが、
ボートは予算オーバー。
バーを借りるのは何となく面倒くさそう。
ピクニックは、この変わり易い天気に左右されるし、
当日まで場所が分かり難い。

と歩きながら考えて、
結局アパートを借りる方向に決めました。
 歩き疲れたので、
セーヌの岸辺でランチ。
この風景を見るのも最後かな。
ノートルダムの後ろ姿の方が素敵かもって思いつつ、
寂しい気持ちになりました。

帰ってきてアパート探しを開始。
もちろん、観光で借りるという前提で。
良いウェブサイトを見つけたので、
それを利用して、いくつかの候補に連絡をしてみた所、
次の日1カ所からOKを貰えました。
これで1つ解決。
あとは当日準備をするのみ。
 水曜日は、いつものフランス学生との勉強会の日。
でも、まだまだ夏休みなので、
この日は夜のピクニックに変更。
結局、前日に見に行った場所でピクニックを開始。
日が暮れ始めて(日が暮れるの早くなってきました。)、
セーヌに反射したネオンが素敵です。
 こちらは、お気に入りのBatofarとお月様。
この光景も最後になってしまうのかな。
そして、この学生達と会うのも
最後になってしまうのかもしれません。
そんな頻繁に会っては無かったけど、
みんな若くて頑張り屋さん。
お姉さんはいつも見ていて羨ましかったです。
若いっていいね。
沢山の可能性があって。
日本語の勉強これからも頑張って欲しいです。

そして、昨日、木曜日は挨拶がてら働いていたお店へ。
 ランチを店長がおごってくれて、
しかも、厨房さんが
こんなに豪華なスペシャル幕の内弁当にしてくれました。
お土産を渡して、借りていたものを友達に返して、
美味しいもの食べて、
食べ切れなかったのでお持ち帰りをしたら、
わざわざおにぎりまでつけてくれて、
ありがとうございました!
久しぶりの日本食、美味しかったです。
 その後は、ずっと行きたいと思っていて
今まで行ってなかった写真美術館,
Tuileries公園の敷地内の
Orangerie美術館の向かいにあります。
 中は、とってもモダンな作りで、3階に分けられていて、
それぞれの階でそれぞれ別の企画展示になっています。
 Laurent Grassoというフランス人アーティストの展示。
 鳥にカメラをつけて撮影し、その映像を流したり、
ある島に行き写真を撮ったり、
誰も記録していない歴史ある場所に行き撮影をしたり、
内容は面白いのですが、
展示物はそんなに好みではなかったです。
 別の階では、女性写真家のEva Besnyoの展示会。

ハンガリー出身の彼女は、
WWII前にドイツに行き写真活動を開始、
戦中はアムステルダムに逃れ、
写真をとり続けていたそうです。
アングルや被写体がとても良く、
彼女の個性がとても出ている写真ばかり。

彼女が生前、写真集と展示会の為の
写真選びをしている姿を撮影したドキュメンタリーが
流されていたので、ずーっと見入ってしまいました。
彼女のユーモアさや芯の強さが
写真から既に伝わっていたのですが、
映像で彼女の姿を見て、とても素敵なおばぁ様だったので、
また一倍好きになってしまいました。

数ある中でも一番気に入った写真。
ブダペストの少年がチェロを抱えている後ろ姿。

また新しい事を発見して、
いい気分で美術館を出ようと思ったら、生憎の雨。
ついでに最後にルーブルに行こうかとも思ったのですが、
諦めて、家に戻りました。

戻る前に、ちょっと銀行に寄りました。
帰国にあたって、銀行に残っているお金を
降ろせる限度額があるので、
少しずつ降ろす必要があったので。
ATMだと€20札で出てくるので、
窓口で€100札を降ろせるか聞き、
500€分降ろせるとの事だったので、
まずは€500降ろしました。
そのついでに、帰国の為、銀行口座を閉めたいのだけど、
どんな手順ですかと聞くと、ランデブーが必要との事。
帰国ギリギリではなく、2、3日前が良いと言われたので、
来週の火曜日に予約を取りました。
親切に、当日また€500しか降ろせないから、
その他の残り額はそれまでにまた一度来て降ろした方が
良いよとアドバイスもしてくれました。

ってちょっと急にいろいろ問題発生。
バカな私はいろいろ最終でと思っていたのですが、
ここで予定よりいろいろと
早めに終らせた方が良い事に気がつき、
銀行口座の残高と使うであろう予定のお金を考えて、
いくら銀行に残すべきかとかいろいろ考えたりしてる時、
携帯の解約を口座を閉じる前にしなければ、
最後の支払いが出来ない事に気がつきました。

フランスの電話会社って面倒なのは
今知った事では無いので、
まずは解約手順を軽く調べてました。
すると、今年7月に帰国した日本人のブログを発見。
とっても有り難い情報。
しかも、銀行口座との関係性なども詳しく書いてあって、
助かりました。
(私のブログもこうやって
人助けできていると嬉しいですが。)

という事で、このブログを参考にまずはOrangeに電話。
700に携帯からかけて、
アナウンスにあわせて、ダイヤル1、2、3という手順。
その後、カスタマーサービスに繋がり、
事情を説明するものの、
やっぱり私のフランス語力じゃ、
何言っているかさっぱり。。。
英語ももちろん通じないし。
大事な事だし、きちんと理解したかったので、
テキトウに返事もできず、
結局お店に行って、助けてもらえと言われ、
電話を切られました。

仕方ない、お店に行ってお店の人と一緒に電話をして、
助けてもらおうと思って急遽言ったら、
10分前に閉店していた。
近くの別の店舗に行ってギリギリ入れたけど、
事情を説明したら、もう閉店だから出来ませんと門前払い。

仕方ないので、もう一度頑張って自分で電話をしてたけど、
とってもサービスの悪い
カスタマーサビスにあたってしまい、結局諦め。
この日はもう諦める事に。

そして、今朝ルームメイトの彼に助けてもらいながら
もう一度挑戦。
彼のお陰と良いカスタマーサビスに当たって
なんとかスムーズにできました。
帰国日や銀行口座を閉める事を説明すると、
結局、私の行動が遅過ぎて、
携帯解約日はリクエストから10日後からしか無理。
なので、私の解約日は9月10日が一番早い日になり、
その後、最後の請求書が届くとの事。
その請求書も9月29日以降になってしまうという。

私は、銀行を閉じる前に、
先月分の請求額、
1年未満の解約金、
最後の請求額をすべて
この電話で払ってしまいたかったのですが、
何せ契約が10日までという形なので、
今明細は出せないという事でした。

心配していた、先月分の請求。
毎月銀行口座からの自動引き落としで、
それが9月9日になっていた為、
銀行口座を4日に閉じたら引き落としされず、
支払い不可能になってしまいます。

と説明したら、先月分の請求額(金額が出ているので)は、
この電話で支払い可能という事でした。
カードの情報を伝えて、支払い終了。

そして、最後の疑問は、
最終請求額をどうやって払うのか。
電話会社は厳しく、
海外のクレジットカードは使えなかったり、
フランスの銀行口座を持ってないと払えなかったり、
どうするのですかと聞いたところ、
事情が事情なので、
日本から電話をかけて、
日本のカードで支払い可能ですと説明を受けました。
その際の電話番号も聞いて、
今のところ、早期解約金が€65。
何もなければ、これを29日以降に支払う事になります。

そんな訳で、ちょっとドタバタしてしまったけれど、
なんとか無事にOrangeの解約も終了。
携帯には、9月10日に解約されますとのメッセージと
先月分の支払いを受け取ったというメッセージが届き、
後は、29日以降に最後の請求書が届いたら、
日本から電話をかけて支払うだけ。

この件で、もっと早くから行動しておけばと反省。
解約日から10日間は電波が入って使えるらしいので、
もっと早く色々やっておけば、
解約して、支払いを済ませて、
その後銀行口座を閉じるっていう
スムーズな方法でできたかと思います。

難題はまだ続きます。
ちょっとずつ解決して、荷物の整理も始めつつ、
あとどれくらい余裕があるか
(お土産買ったりしたいので)、
荷物の整理と共に、機内持ち込みのサイズを調べたら、
ここに格安チケットの盲点がありました。
お預け荷物23キロ1個までは普通なんですが、
機内持ち込み7キロ1個までと書いてあります。
しかも、サイズが私の持っている小さめスーツケースより
小さい。
そのスーツケースとバックパックを
機内持ち込みにしようと思っていたけれど、
これでは無理そう。
どれくらい厳しいのかちょっとネットを探ってみると、
サイズや重さを計る場合もあると書いてある。

という訳で、また問題発生。
どうやって荷物を持って帰るか。
考えた結果、スーツケースごと船便で送る事に。
クロネコヤマトの船便でスーツケースごと
計€100で送れるとの事だったので、
これ以外に方法が無いし、
25キロまでOKなので、
これで送る事に決めました。
来週、最終荷物をまとめて、これを利用して送ります。

もう少し買い物したかったので、
ちょっと荷物に余裕ができて安心。

というわけで、ちょっと長くなりましたが、
これが私の最後から2週目の一週間。
こうなる事はなんとなく分かっていたけれど、
やっぱりバタバタしちゃいますね。
なんとなく問題があると落ち着かないので、
外に出てもすぐに家に戻って来ちゃうのです。

来週半ばには全てを終らせて、
本当に最後のパリを楽しみたいです。
でも、こうやって観光観光っていう感じでは無く、
家でゆっくりしているのも、
地元人っぽくて嫌いではないですが。

Voyage en train de l'Est-Europe: Jour 7 Budapest

347日目。

東欧電車の旅:7日目(8月4日土曜日)。

ブダペストのホステルに泊まり、
かなりの早朝に起床。
1つは、洗濯をする為。
ホステルにわがままを言って、1500ftを払って洗濯しました。

もう1つは、ブダペストでと言えば温泉。
という事で、朝風呂しに行ってきました。
 土曜の朝、という事で街はとっても静か。
昨夜は街の様子が見えなかったけど、
こんな素晴らしい建物に囲まれていた事を知り、かなり好印象の街。
 ホステルから直ぐあるドナウ川。
朝焼けで綺麗です。
 橋を渡って直ぐあるのが、Rudash Bath
元々男性専用のスパだったのですが、
最近女性の利用も可能になり、
曜日で分けられています。
週末は、混浴。
ヨーロッパでは水着を着用するのがお決まり。
もちろん、混浴の日は水着を着ない訳にはいきません。
 なんだか改装中で外装もそんなに思わしく無く、
支払いも外にあるプレハブで。
温泉は3200ftです。
ICチップのような物が入った腕時計なようなリストを渡されて、
それが入場チケットの変わり。
男の人に案内されて、このような個室に行きます。
リストが鍵になっていて、鍵に近づけると空きます。
だいたい、1、5メートル四方の個室で、
ここが更衣室兼ロッカー。
ここで水着に着替えて、荷物を置いて。
 こんな入り口を通って行くと、
シャワー室もあって、そこで体を洗い流し、浴槽に向かいます。
オスマントルコの時代にトルコ人によって建てられたこのスパは、
モスク形になっていて、中心にドームがあり、
その下に直径10メートル程の浴槽、
それを囲む様に4つの温度の違った浴槽がありました。
早朝と言う事もあって、お客の殆どが地元のおじさん達。
ぺちゃくちゃとお喋りしながら、
ゆっくりぬるま湯につかっておりました。
私は、やっぱり温泉は熱くなきゃという事で、
40℃のお湯につかりながら、ゆっくり旅の疲れをとりました。
サウナやスチームサウナもあって、
なんだか日本の温泉施設に居る気分と同じ。
かなりの癒しで、もういい気分。
軽く計2時間経ってました。
ちょっと川沿いを南に歩き,
散歩がてら別の橋を渡って遠回りをしてホステルに帰りました。
 その橋からのドナウ川の眺め。


 街中にあったお土産屋さんなんだけど、
とっても可愛い看板で、思わず写真。

ホステルで朝食を食べて、
荷物を片付けて、
チェックアウトをして、
荷物を預けて、
ちょっと目に入ったチラシに“Free Walk Tour"と書いてあったので、
それについて聞いてみると、
朝10時半からホステルから徒歩5分程の場所で、
丁度その市内観光ガイドツアー(無料)があるという事で行ってみました。
確かスペインのマドリッドに行った時にも参加したのだけど、
とっても良かったのでこういうツアーがあってまた参加してみました。
集合場所に行くと、結構な人が集まっていて、
3人のボランティアガイドがツアーについて説明。
その後、人数が多いため3つのグループに分かれてツアー開始。
2時間半のツアーでした。
因みに、このツアーは英語です。

 ガイドさんにぞろぞろついて行くのですが、
ポイントポイントでそのモニュメントや建物についての説明をして、
それと同時に、ブダペストの歴史、生活、食事、名産、見所、地理などなど、
色々な説明をしてくれました。
 大きな大聖堂は、聖イシュトバーン大聖堂。
初代国王のイシュトバーン1世のミイラ化した右手が
ここに納められているそうです。
 公園に鉄の柵があり、ここに南京錠の数々。
恋人達が永遠の愛を約束してここに鍵をかけます。
 ブダペストには数多くの銅像があって、
その中でもこの警察官が大人気。
お腹に手を置いて皆様記念撮影しておりました。
ずーっとこの街をここから見守っているそうです。
 Four Seasons Hotelのエントランスの門なのですが、
こういった装飾はハンガリー風アールヌーボーなのだそうです。
川の向こう岸にあるブダ城。
大きくて立派です。
 セーチューニ鎖橋を渡って、
旧市街へと向かいます。
 橋からの旧市街の様子。
建物が大きいのがなんだか意外。
 丘の上に登って、世界遺産の地を眺めます。
ブダペストは世界遺産登録された街。
その為、色々な建築物がきちんと残されております。
 丘の上にはマーチャーシュ聖堂がありました。
この屋根の柄もまた独特で面白いです。
 オスマントルコの銅像もあり、
ここがトルコ支配下の街だったのも伺えます。
ハンガリーはある戦いある戦い全てに
負け続けて来た国だそうで、
色々な国からの支配や占領が今までの歴史であり、
その為、色々な文化の混じった国。
やっと20年程前に共産主義から抜け出し、
自由というものを手に入れた国。
そんな様子も伺える様に、
人々は明るく自由に生活している雰囲気でした。

ガイドさんにチップをお渡しして丘の上で解散。
電車が夕方過ぎだったので、急いで丘から下り橋を渡って、
来た道を復習しつつ、ゆっくり戻りながら観光。
土曜日で地元で子供達が集まってお祭り
のような事をしていました。
蝋人形を掲げてパレードをしていた様です。
その後、ガイドさんにお土産やご飯を食べるならここ
と聞いていた大市場に行ったのですが、
ちょっと1歩遅かった。
お店はもう殆ど閉まっていました。
 2階にはセルフ式のバー/レストランがあって、
そこで美味しいと聞いた魚のスープ。
そして、やっぱりビールを飲んで、朝食。
市場で仕事を終えた地元のおじさん達が
昼間から飲んで歌っている楽しい雰囲気の中の食事でした。
 ホステルに戻り、荷物を取りに行って、
駅に行きました。
バス賃をケチって、徒歩で行ったのですが、
意外に遠かった。
30分程歩いて、到着。
ここでも、またもう一度予約の出来ていない
チケットについて聞いたけど、
同じ答えでした。

問い事で、ブダベストも終了。
温泉に入り、知識も得て、楽しい食事をして、
ブダペストの印象はとっても良く、
とても良い街だなと思いました。
色々まわって、ランクは付け難いのですが、
この街も上位間違いないです。

南に向かうに連れて暑さが増し、
市内観光中の汗の量は半端無かったです。
ここからまだまだ南に向かって行くのですが、
ここから最大の難関に突入です。

30.8.12

Voyage en train de l'Est-Europe: Jour 6 Bratislava

346日目。

東欧電車の旅:6日目(8月3日金曜日)

ViennaのCSホストがまだ眠っている間に静かに起きて、
寝る前にさよならの挨拶をしておいたので、
そのままお別れし、
トラムでバスターミナルまで行きました。

そこからたった1時間半SlovakiaはBratislavaに到着です。
今回ここをEurolinesというバスを利用したのは、
10日有効パスでどうしても1日足りないという事に
計画中に気がつき、
オーストリア、スロヴァキア、ハンガリーが
それぞれとても近くに首都がある事を知って、
電車ではなく、バスで行けるかと調べていたら、
バスありました。
しかも、かなり安く。
ViennaーBratislava間は、€7。
Bratislava-Budapest間は、€6。
という事で、事前に予約をして、
この日はバスでの移動という事に決めて、
Interrail Passを節約。

車内では無料WIFI(オーストリア圏内限定)が
使えて便利でした。
荷物をバスの下のトランクへ預ける場合、
1つ1€払いました。
 1時間後に、ここBratislavaバスターミナルへ到着。
旧ソ連の社会主義国の影響を受けたこの国は、
ウィーンに比べて、一気に閑散とした感じです。
それでも、ここはユーロ圏、
しかもユーロ通貨を使っています。
荷物を1日€3(2つ)で預けて、出発。
観光案内所が無かったので、
ガイドブックを頼りに旧市街へと向かいました。
 小さな街なので、全て徒歩で行けちゃいます。
 たまにはガイドブックに書いてある通りに
行ってみようと思い、
旧市街北側にあるMichalska brana(ミハエル門)を通って、
旧市街へと入って行きます。
 ミハエル門には、高い時計台があって、これが目印。
 その真下には、
こんな東西南北を示すものが地面に埋めてあって、
ここからTOKYOまでは9142キロもありました。
 旧市街の通りをそのまま南に進んで行くと、
黄金の竜が目印の薬局屋。
東ヨーロッパは薬局が有名で、
西よりも安く手に入るのと、
手に入り難い薬が簡単に買えたりと、
わざわざここで買い物をする人も多いそうです。
 その薬局を左に曲がり少し行くと、フラヴネー広場。
大使館が並ぶこの広場には、フランス大使館、
日本大使館もあります。
薄緑の建物が日本大使館です。
日の丸見えますでしょうか。
その隣には旧市庁舎ですから、
日本大使館なんだか凄い場所にありますね。
 旧市庁舎の方へ進み、ちょっと中の方に入ってみたけど、
メルヘンな建物に囲まれるだけで、
これと言って何も無かったです。
 表向きはこんな感じですが、
前日ウィーン観光を終えたばかりの私にとっては、
全てがシンプルに見えてしまいます。
でも、この比がまた興味深く、
それぞれの国の特徴を捉え易かったです。
 旧市庁舎の裏側の屋根はとっても可愛くて、
お気に入りになりました。
こんな昔の自転車も何故だかこんなところにあって、
旧市街っぽい雰囲気。
旧市庁舎の近くに観光インフォセンターがあったので行き、
地図をもらいました。
 今度は少しずつ西に歩いて行き、
途中こんな変わった形の建物を目にしたり、
ブラティスラバの歴史的な映像を
流しているテントがあったので、
そこで映像を見て少し勉強
言葉が分からないので、映像から想像)。
 旧ソ連によって城壁が壊されたりもしたけれど、
辛うじて残っている城壁。
 その反対側は、ドナウ川。
そこには、こんな立派な橋が架けられていて、
展望タワーがあります。
この展望タワー、形からUFOの塔と呼ばれているそうです。

ドナウ川は東ヨーロッパ全域に流れていて、
今回の旅でも何度も目にする川です。
Vienna,
Bratislava,
Budapest,
Bergladeなどなど。
でも、ここで訂正ですが、
プラハで見た川はドナウでは無かったです。
勘違いしておりました。
チェコに流れる川は、ヴルタヴァ川(モルダウ川)でした。
申し訳ないです。そして、恥ずかしいです。
 大通りを挟んで西側に行くと、
Bratislava城が丘の上にあります。
そこからの眺めは今まで見た川の様子とまた違って
緑が多くまた素敵でした。
この山の向こうはもうオーストリアです。
 ブラチスラヴァ城は、真っ白な建物。
一時期はハンガリー王国の首都となり、
オーストリア、ハプスブルク家の
マリアテレジアもここに住んだ事もあったそうです。
他には無いシンプルさが、
東欧っぽくてなんだか良かったです。
 お城の丘を下り、ちょっと北の方へ行くと、
大統領官邸。
噴水とかあって、なんだか素敵な広場になっていました。

時間があったので、ちょっとバスを使って(€0、45)、
もう少し北側にある国鉄の駅に行ってみました。
っていうのも、
まだ予約の出来てない電車の指定券があったので、
ここで出来るか聞いてみる事に。
でも、無駄足でした。
ウィーンでも同じ事をしたのですが、
小さな街へ行けば行く程、予約は他国からできず、
その国の国鉄駅で予約をするしか方法が無いそうです。
それと同時に、旅を終えてから謎が解けたのですが、
国それぞれ臨時スケジュールになっていたり、
本来の電車とは違っていたりと、
他国から情報が入り難く、
予約も出来ない状態になっていたみたいです。

この時は、そんな事は知らず、
不安は募るばかり。
電車の予約が出来なくて、
スケジュールを変更するのはこの弾丸ツアーで困難な為、
予約が出来なくて凄く心配でした。

でも、ここでどうもがいても仕方ない。
現地に行くしかありません。
という事で、諦めて観光を再び開始。
 ちらっと入った教会ですが、
ここも割とシンプルな内装。
 オルガンもこじんまりとして可愛らしい感じでした。
 スロヴァキア国立劇場の前を通って、南に向かい、
ちょっとスーパーマーケットで軽く買い物。
 そして、ここドナウ川の畔でピクニック。
電車の移動以外でボーッとするのはこの旅で初めてかな。
街が小さい為、時間ができてゆっくりする事ができました。

その後、また旧市街へ戻り、
ちょっとお土産屋さんを覗いたり、
これもこの旅でやっている事なのですが、
それぞれの国の旗を買う事。
スロヴァキアでももちろん購入。

民芸品とか可愛くて、本当はいろいろ買いたかったのですが、
この先の旅も長いので、荷物が重いと困るし、
割れ物は買えないし、
日本まで持って帰れるかも分からないし。
という事で、殆ど見ているだけ。
この日は次の街へ夕方過ぎに移動だったので、
ちょっと早めの夕飯。
ガイドブックに載っていたブラティスラバ最古のバー、
1.Slovak Pub。
ここで郷土料理が食べられるので、ここに行きました。
 スープとビール、そしてハルシュキという
羊チーズのソースのかかった、
ポテトと小麦の団子を注文。
これ全部でなんと€7以下。
ソーセージの入ったトマトベースのスープ
とっても美味しかったけど、
暑い日に食べるものじゃないですね。
冬に食べるととっても体温まる感じです。
ハルシュキは、思ったよりボリュームがあって、
クリーミーで濃厚。
2、3口食べただけで満足。
という感じで、ビールと共に、郷土料理を堪能して、
ゆっくりバスターミナルへ戻りました。
 バスターミナルには、バックパッカーが沢山いて、
皆それぞれの目的地に向かうバスを待っていました。
私は、ここから今度は3時間かけて、
HungaryはBudapestに向かいました。

この旅で初、夜着だったた、少し心配だったけれど、
念入りに調べておいたので、
なんとかスムーズにホステルまで辿り着けました。
 バスターミナルに到着後、
まずは現金。
ハンガリーは、フォリントという通貨なので、
まずはATMでお金を降ろし、
そして、地下鉄の切符を買って、移動。
夜11時近くなのに、地下鉄利用者は結構いました。
駅を出て徒歩3分でホステルに到着。

金曜の夜という事で、
(私はもう曜日の感覚はこの時無かったで、
街のバーに人が集まって、
夜遊びをしている様子を見て、気がつきました。)
男女混合の部屋だったけど、殆ど人はおらず。
私は、次の日の早朝やりたい事があったので、
この日はすぐに寝ました。

という事で、ウィーンからのブダペストまでの
長い一日が終了。
ブラティスラバっていう街の噂を
聞いたりした事も無かったし、
どんな街かイメージが無かったので、
行って見て、国と街の雰囲気をつかむ事でき、
またこの日も良いものを得た1日でした。

旅はまだまだ続きます。