226日目。
今日は、久しぶりにお友達のお家にお呼ばれだったんだけど、
いつもはメトロで行くところ、バスで出掛けてみました。
Montmartreよりも北の18区にある友達のお家は、
ちょっとローカルな街で、
色んな人種が入り交じって、
ちょっと危険な匂いも。。。
バスも、パリの北の方をぐるりと回って行くんだけど、
乗車する人も色んな人が。
悪く言えば、低所得者が多い。
そんなバスの中での話。
私は運転席から2列目の座席で、
後ろ向きになっている1人用の席に座っていました。
ある停留所の手前ぐらいから立ち上がって、
出口付近に立っていた小汚い男の人が、
私の後ろの席(向き的には前)に座りました。
次の停留所で降りるから出口付近で
立っていたと思ったのに、
急にそこに座ってビックリ。
しかも、なんだかチロチロ周りを見渡してて、
ちょっと変な人だなぁと思っていたんです。
私の座席は、一段高くなっていて、
その人の行動が丸わかりなんだけど、
何やらマフラーで手を隠してゴソゴソし出したので、
怪しいなぁと思って、見ていたんです。
すると、その目の前に立っているおばさんの
ショルダーバッグの
外ポケットのジッパーをその隠した手で
開けようとしてるじゃないですか!
混雑しているバスの中では、
彼の行動は私からしか見えない。
彼も私に見られないように、
上体を倒してわざと鞄に近づいて、
少しずつ鞄を開けようとしてるんです。
その人は相当悪い事してるけど、
あっけらかんと鞄をその人の目の前に
向けているおばさんも馬鹿ですよ。
バスの電光掲示板には、
スリに注意的な言葉も流れているのに。
でも、それ以上に、それを目撃して何も出来ない私。
フランス語が出来ないって言うのと、
その男、弱そうな体つきだけど、
頭イカレテそうな雰囲気で、
逆にちょっと注意するのが怖かった。
運転手に言う事も出来たけど、
その間に逃げられたり、
シラを切られたら終わりだし、
ちゃんと伝わらなかったらどうしようと、
勇気が出なかった。
ずっと見てたけど、結局何も取られなかったみたいだし、
それからすぐ、おばさんも向きを変えたので、
彼は何も出来なくなって、
また立ち上がったので、
何とか何も起こらずに済んだから良かったけど、
やっぱり何も出来なかった自分が悔しい。
たまたまバスの降りるところが
そのおばさんと同じだったので、
降りた後に、
おばさんに気をつけてくださいと伝えました。
ちゃんと伝わったかは不明だけど、
ありがとうと言われたので、
結局自己満足で、偽善的かもしれないけど、
とりあえずは、良かった。
そういうぼーっとしている人がいるから、
スリもいるっていう事で、
きちんと気をつけて欲しいと思ったので、
伝えました。
それにしても、すりっていうものを目の当たりにして、
本当にいるんだという驚きと、
あの手を隠す手口を見て、
ずるいなぁって思いました。
でも、やっぱり怪しい人って、
何か怪しい行動してるんだなぁと思いました。
日本人の観光客は、
特にこういうスリに狙われ易いとよく聞きます。
特に、3、4人で固まってお喋りや
観光に夢中になっている方々。
日本人観光客って、本当に分かり易く、
The 観光客っていう雰囲気なので、
本当に気をつけてください。
まず、パリに来るからと言って、着飾らない事。
楽しく観光やお喋りも良いけど、
鞄にはちゃんと注意を払う事。
あとは、ボーッとしてない事。
パリは、本当に変わった人が多いので、
本当に気をつけて欲しいです。
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