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25.7.12

la nuit pire des malchances jamais

312日目。

もう最低最悪な夜になりました。

バイト終了後、お土産を買いに街をぶらついていたら、
有名な雑誌のストリートスナップの撮影をされたり、
旅行前の最後の勉強会で楽しい時間を過ごしたり、
いいお天気で気分がとっても良かったのですが、
それが打って変わって嵐の様な夜になりました。

家について直ぐ、鞄を降ろして、
携帯を充電して、窓を開けて、
トイレに行こうと思い、部屋を出ました。
(トイレは別部屋にあります)。

部屋のドアがガチャリと閉まった途端、
ハッと気がついたのは、
鍵を持っていない。
トイレの部屋にも、元の自分の部屋にも戻れない。
しかも、携帯も持っていない。
お金も持ってない。
何も持ってない。
あるのは、自分の体ひとつ。

辛うじて時計は持っていたので、
現在時刻だけが分かる状態。

ドアには、コードも付いていて、
コードを押せば入れるのですが、
バカな私は覚えていない。
自分の運を信じて、
何度も何度もコードをテキトウに押したけど、
そこまで悪運強くなく、
ドアは開きません。

トイレの部屋をシェアしている
シェアメイトさんのお部屋をノックしても、
応答無し。
窓を開けた事を思い出して、
お隣さんの窓から窓へ潜入しようと思って、
ノックしたけど、こちらも応答無し。

こういう時に限って、
同じアパート内に住んでいる大家さんは、
バカンスで不在。

とりあえず、ご近所さんにトイレを借りて、
インターネットを借りました。
ポルトガル人の若い少年に借りたのだけど、
久しぶりに使うPC。使いづらい。
Gmailにアクセスして、大家さんに連絡をとって、
コードを教えてもらおうと思ったけど、
何故だかgmailにアクセスできない。

仕方ないので、彼の部屋から屋根を伝って
私の部屋に行こうとしたけど、
なかなか急な屋根で滑り易く、
8階から落ちたら死ぬので、
断念。

バタバタしている間に、夜の10時。
もう1時間以上過ぎていました。

その間に何度もコードを押してみたりしたけど、
やっぱり運はついておらず、
開かない。

仕方ないので、
シェアメイトかお隣さんが帰宅するのを
待とうと思ったのですが、
11時前になっても帰って来ない。
さっきの青年が気にかけてくれているので、
もう一度パソコンを借りて、
今度はFacebookにアクセス。

ログインできて、速攻Onlineの友達を探したら、
いました。女神様。
パリ在住のお友達。
助けて〜と頼み、今直ぐ来て欲しいと頼んだら、
すぐに返事が来て、今直ぐ来てくれる事に。

タクシーを使って来てくれた彼女に
きちんと事情を説明したら、
なんと、彼女の友達が直ぐ近くに住んでいるとの事。
iPhoneを持っている彼女ですが、
パソコンからの方がいろいろ調べ易いと言う事で、
友達の家に行かせてもらい、
もう一度gmailにアクセス。
すると今度はきちんとログインできて、
大家さんにメールする事ができました。

もう遅い時間で、バカンス中だったので、
返事は来ないとみて、
とりあえず、事情を簡単に説明し、
アクセスコードとシェアメイトの連絡先を聞き、
友達の電話番号とアドレスをお知らせしておきました。

夜も遅いし、これ以上出来る事はなさそうだし、
これだけ待っても
シェアメイトもお隣さんも帰宅していない様子だったので、
シェアメイトに置き手紙をして、
友達の家に泊めてもらいました。

うちのアパートのゲートは鍵だけのアクセスで、
コードは無く、鍵を持っていない私は、
一度外に出るともう一生入れない状態。
アパートの管理人さんもバカンス中。
代わりの人が来ているようだけど、
夜分遅いので迷惑をかけれませんでした。
なので、ゲートは道で拾った木の棒で抑えておき、
なんとか入れる様にしておきました。

そして、今朝、大家さんから友達の携帯に連絡が入り、
コードとシェアメイトの番号を送ってくれました。
すると予想通り、シェアメイトもバカンス中で、
昨夜は家に戻らなかった様です。
やっぱり待ってなくてよかったみたい。
でも、今日戻ると大家さんが教えてくれたので、
連絡をしておきました。

友達はお仕事だったため、同時に彼女の家を出て、
自宅に戻りました。
ゲートはもちろん閉まっていて、
中に入れません。
一か八かで、管理人さんを呼んで、
ここに住んでるけど、鍵を忘れちゃったのと伝えたら、
普通に開けてくれました。
まずは、第一関門突破。

そして、部屋に辿り着き、
大家さんに教えて頂いたコードを押すと、
ドアが開きました。
第二関門突破。

コードは、トイレの部屋のコードで、
自分の部屋のコードでは無かったのですが、
こういう非常時の時の為に、
キッチンに自分の部屋のコードを書いたメモを置いておいたのを思い出し、
それを取り出して、自分の部屋のコードを入力。
そして、ドアが開きました。
最終関門突破。

実に、15時間後の生還です。

もう、本当に本当に自分の注意力の欠けている事に反省。
これによって、色んな人に迷惑をかけたし、
旅行と引っ越し前でバタバタで時間も無いのに、
貴重な時間を無駄にして、
本当に情けないです。

しかも、こういう時に限って、
いろいろ重なるもので、
本当にどうしようもなくなって、
自分の無力さをとても感じました。

こんなバカな私に手を差し伸べてくれた人達には、
本当に感謝です。
本当に本当にありがとうございました。
そして、大変ご迷惑をおかけ致しました。

もうすぐ27歳。
何やってるんだ私。
自分で自分が怖くなりました。
肝に命じます。

2 件のコメント:

  1. こんばんは、初めまして。
    わたしもワーホリで来ているので、いつも読ませていただいていました。今回は災難でしたね。でも事故などでなくて良かったです。
    わたしももう月曜日にはパリをたつので、時間を無駄にしてしまって悔しい気持ち、わかります。今は少しでも時間を大切にしたいですよね。わたしも荷造りを始め、持って帰れそうにないので、慌ててコリッシモを買いにいったりバタバタです。
    MaAさんも残りの生活、楽しんでくださいね!
    ブログ楽しみにしています♪

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    1. ぷん吉さん。

      こんばんは、初めまして。コメントどうもありがとうございます!
      知り合い以外の方からコメントを頂くのは初めてなので、
      とってもとっても嬉しいです。
      しかも、いつも読んでくださっているなんて、光栄でございます。
      ありがとうございます。

      はい。今回ばかりは参りました。。。自分の小さなミスで、
      こんな事になるなんて、本当に備えあれば憂い無しでございます。

      帰国前バタバタしますよね。暑い日が続いているので、
      こういう時こそ、健康に気をつけてくださいね。
      そして、ぷん吉さんも、最後のパリ生活楽しんでください!

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