302日目。
7月14日は、フランスの革命記念日。
通称、「14 Juillet」(キャトルジュリエッ)。
日本では、何故だか「パリ祭の日」と
呼ばれている様ですが。
この日は、大きな祝日で、
殆どの商店は閉店。
皆それぞれ、この日を休日として過ごします。
パリでは、大きなイベントがあって、
やはり1年間というワーホリ中には、
一年に一度のイベントは
見に行ってみたいという好奇心が生まれます。
この日は、パリに来た頃からとても楽しみにしていて、
やっと来たという感じでした。
という訳で、この革命記念日に行われる最大のイベント、
(シャンゼリゼ通りでの軍隊パレード)
に行ってきました。
噂によると、凄い人で
なかなかちゃんと見れる場所を
確保するのは難しいと聞いたので、
ネットで事前にスケジュールを調べ、
9時からという事を知り、
1時間前には行こうと思ったのですが、
天気予報はいつも通り雨。
雨なら人もそこまで多くないと予想し、
8時半に友達と待ち合わせしました。
混雑を避けるため、6番線Etoileの
一個手前の駅で待ち合わせて、
歩いて現地へ向かおうと思ったのですが、
以外に人はそこまで多く居なく、
しかも、凱旋門の辺りには、
パレードをこれからする軍人さんや
戦車がドワーっともう並んでいました。
これでは、パレードの最後の方しか見学できないと思い、
コンコルドへ向かい歩きつつ、
場所を探しました。
通り沿いには、策で分けられたブロックがあって、
何かチケットが無いとその柵の中に入れないかと
思ってたけど、
試しに入れるか良さげな場ブロックを
見つけて入ってみました。
そこに立っているポリスは、
安全確認のため、荷物検査をしていただけで、
チケットなどは無用。
すんなり入れて、最前列をゲット。
そこが、今回の私たちの見学場所になりました。
結果的に十分楽しめたけれど、
強いて言うなら、
シャンゼリゼ通りをコンコルドに向かって左側の方が、
並んで待機している軍隊の正面が見られると思いました。
私たちは、彼らの背中側をずーっと横目で見て
始まるのを待っていました。
その代わり、
おやつで彼らに配給されていた余ったお水を貰ったり、
近くにいた空軍さんが
配っていた空軍機のピンバッチを貰ったり、
近い分、良い事もあったり。
あとは、エリゼ宮の辺りまで下った所で
見学するのが一番かなぁとも思いました。
パレードというのは、
凱旋門から順番に行進するのかと思っていたら、
待機する軍人や軍機の数が半端無く、
凱旋門の辺りから、既に並んで待機しており、
その待機場所から行進がスタートしたので、
私がいた場所(George Vの辺り)だと、
まだ軍人の半分程の数で、
結局全ての軍隊を見る事ができませんでした。
でも、その代わり、コンコルドへ向かえば向かう程、
混雑するだろうし、
良い場所を確保するのも難しそうで、
私たちみたいにお土産を
ゲットする事もできなかったと思います。
雰囲気を味わうだけなら、
今日の場所で十分すぎる程でした。
結構長い事待たされて、
やっと開始。
まずは、待機していた軍隊達が整列し、
背筋をピッと伸ばし、敬礼している所に、
マーチングバンドの音楽に合わせて、
Honneur La Garde Republicaine
(防衛庁長官って事かな?)が登場。
その後、沢山の騎馬隊を引き連れて、
今年選挙で選ばれ交代した、
President Holland(オーランド大統領)が登場。
肉眼で見るのは初めて。
ちょっと感動だけど、
やっぱりこの人オーラ無いっすね。
その後、軍隊達が待機していた位置から、
シャンゼリゼ通りの真ん中へと移動し、
パレードの準備。
結構待たされた後、
始まりました。
まずは、空軍機による空のパフォーマンス。
フランス国旗の赤青白の線を描きながら、
シャンゼリゼ通りの真上を飛行。
他にも、色々な種類の空軍機が登場していたけど、
これはマニアにしか分からない世界ですねきっと。
特に、真下からじゃぁ全て同じに見えてしまう。
その後、
また音楽がなり始め、
目の前にいた軍隊達の行進が始まりました。
先が詰まっているのか、なかなか進まなかったけど、
時間が経ち、ちょっとずつ進み始めました。
陸軍、海軍、空軍、護衛隊などなど、
単に軍隊と言っても、色々な種類やユニットがあって、
それぞれユニフォームも違うし、
雰囲気や体系も違いました。
女性が多い少ないもあったり。
このマントを羽織った軍隊
(何のユニットか分からなかったけど)、
かっこ良かったです。
普段なかなかお目にかかれない軍人達、
しかも、カッコいいユニフォームを身にまとって、
凄く興味が湧きました。
これは、本物のセーラー服。
海兵隊です。
こちらはポリス。
最後の方に、消防隊員の登場。
アメリカの様に手を振ったり、
声援を送ったり、
拍手をしたりと、
何だか静かに厳粛に行われていたパレードですが、
消防隊員が登場したときは、
拍手やブラボーの声が聞こえました。
やっぱり、どこの国でも消防隊員はヒーローなんですね。
軍隊が終了後は、軍用機のパレード。
最初は、警察官と消防官のバイク。
これは、普段パリには沢山いますよね。
でも、これだけの数は一度に見た事無いです。
そして、ここからはもう映画の世界。
小さな軍用車から大きなものまで。
大きいのは、もう殆ど怪獣ですね。
でかくてゴツい。
しかも、大きなミサイルを積んでいたり。
大きい軍用車が通る時は、
エンジン音やタイヤの騒音が凄い。
こういうパレードという安全且つ
楽しみの場での、なんだか圧倒されたのに、
戦場住むにいる子供達は、
これを本当の目的で使われているのを目の当たりにしたら、
とっても恐ろしいのだろうなぁと思いました。
フランスもアフガニスタンへ出向いています。
皮肉な事に、この今日見た真新しく、
いろいろな装備をかね揃えた軍機を使う為、
戦争へ出向いているのも
少なくともあるのではないかなぁと
思ったりもしちゃいました。
軍用機にも色々な種類があって、
工事現場で見かける様な大きな重機が積んであったり、
医療関係の車両があったり。
中には、原子力専用車もありました。
最後に、パリの消防隊の登場。
ここでも、拍手喝采を浴びていました。
その後、また空軍機のパフォーマンスもあったのですが、
7月半ばにも関わらず、
とても寒く。
春先に羽織っていた厚手のジャケットでも寒いという事態。
雨は真逃れ、晴れ間もちょくちょく見られたけど、
寒かったです。
その為、見学終了しました。
10ヶ月待ったこのパレード、
これも1つのフランス文化。
雰囲気を味わう事ができて、
大満足。
これで、国を挙げての大きなイベントは終了ですが、
なんだかこれでフランスのワーホリ1年が
完全な物に近づいた気がします。
普段見られない、
軍隊や彼らのユニークでかっこ良いユニフォーム、
ぴしっと指先まで揃った行進、
軍用機などなど、
日本ではとても味わえないこれぞ西洋という感じで、
本当に興味深いパレードでした。
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