258日目。
このブログ毎日更新するのを目標にしていたのに、
旅行でもなく、予告無くお休みしてしまいました。
実は、かなりの熱にうなされていました。
しかも、フランスに来て何度か
聞いた事のあった、
噂の'ガストロ’っていう胃腸炎だったみたいです。
ちょっと汚い話になりますので、ご了承ください。
始まりは、月曜日の朝。
鼻水とくしゃみがいつもより出て、
体がなんだか怠い感じがしていました。
アレルギー性鼻炎のある私は、
この暑い日々の為の季節的なアレルギーか、
変な花粉による花粉症かと思って、
こういう時は、逆に運動をした方が良いと思い、
アルバイトにも自転車で向かいました。
普通に仕事をしていたのだけれども、
段々お腹も痛くなってきて、
怠さもおもくなってきて、
結局早退させて頂きました。
まだ体力も残っていた私は、
スーパーに寄って、
いつもの熱を治す時の材料
(水、リンゴ、レモン、ハーブティ)を買って、
直ぐとにかく寝る準備をして、
リンゴを食べて、
薬を飲んで寝ました。
いつもなら、ここから熱がドバーッと一気に上がり、
汗がドバーっと出て、熱が下がるというパターン。
でも、今回はなんだか様子がおかしい。
体温の上昇はかなり感じるのに、
汗が全くでない。
そして、体が辛いはずなのに寝れない。
気温と共に体温もどんどん上昇。
汗が出ないので熱が下がりません。
夜になると今度は吐き気を伴い出して、
どんどん体力も失われて行きました。
夜中に我慢し切れなくて、
4回程戻したと思う。
もうその後は体力のかけらも無し。
目の神経は痛むし、
手足はしびれて感覚が無く、
いつ眠ったかとかも覚えてません。
気がついたら朝でした。
胃に残っていたものを全て出したおかげで、
吐き気は治まったのですが、
今度は腹痛。腸がグルグル。
熱もまだあるようなので、
とにかく熱冷ましと思い、
冷蔵庫にあったメロンを少し食べて
薬を飲もうと思い、
一口2口食べた10秒後、
お腹が下りました。
完全に胃腸が機能していないみたい。
ただの管になっているみたいで、
ツーツー。
出てくるのも、
(体験した事ある人は少ないかもしれませんが、)
まるで尿のような液状が出るだけ。
フルーツジュースもお茶もお水も薬もすべて同じ具合で、
2日目の午前中は殆どトイレで過ごした気がします。
気を緩めて部屋に帰ってきて、
ベッドに横になった瞬間、
また腸がグルグル。
脳も神経がかなり鈍っていた為、
実は間に合わなかったんです。
この歳にして、こんな事、
凄く恥ずかしい事なんだけど、
それ程辛い病気でした。
もちろんこの日も気温の上昇と共に、
体温も上昇し、
熱も下がる事無く、
体力も限界。
気がついたら、
床に横たわっていました。
でも、床で結構寝てたみたいで、
日付が変わっていて、
峠は越したみたい。
腸も大分落ち着いてきてました。
次の日の朝、腸も落ち着き、
少し体力も戻りつつあって、
やっと病院へ行く気力も出てきたのですが、
自分の治りかけ具合に気がつき、
今更行っても仕方ないと思い、
諦めました。
この日まで高熱が続いていたら、
救急車呼んでたと思います。
この時に、'ガストロ’という言葉を思い出しました。
フランスで毎年冬に流行すると言う胃腸炎。
結構しつこく、上からも下からもプラス
高熱を伴う感染症の病気。
まさかと思い、ネットで調べると、どうやらそれっぽい。
薬局でお薬買えるか調べてから行こうと思っていると、
どうやら医者がコカコーラを勧めると書いてあります。
そして、この情報何度か聞いた事あるし、
月曜日にバイトを早退する時に店長も言っていた。
という事で、少し体力が余っている間に、
腸の様子を伺いながら、
急いで近くの売店へ行き、
お水、コーラ、トイレットペーパーを購入してきました。
早速コーラをコップに1杯入れて、
お箸でかき混ぜて炭酸を抜いて、
飲んでみました。
前日のような速攻という事態にはならず、
グルグル加減も低下。
コーラ効いている様です。
しかも、これまでまともに何も口にしていなかったので、
コーラの糖分と水分が栄養になって体に吸収されていき、
カフェインと秘密の原液が胃腸炎の治療になって、
一石二鳥。
お腹はまだグルグル続いていましたが、
トイレに向かう頻度も減り、
飲んで速攻出るという事も無くなりました。
栄養も補給出来た事で、
体力も戻りつつありました。
でも、本調子の3分の1程。
これが昨日の話。
そして、本日とっても寝不足なんです。
なぜなら、1、5リットルのコーラの
カフェインのお陰で。
4時頃まで目がパッチリ。
お陰で、映画2本、日本の番組2本見てしまった。
今朝寝不足なのは別として、
この4日間で一番まともな感じ。
未だに食べると腸がグルグルいい始めて、
お腹が痛くなり、下痢っていうパターンは
続いていますけど。
コーラパワーのお陰で体力も大分戻って、
熱も無いようなので、
今日は、貯まっていたお洗濯をして、
部屋をお掃除して、
病の気を綺麗にしました。
そして、お昼には、やっとまともなお食事。
まだ腸と相談しつつですが、
おうどんを作って食べてみました。
でもやっぱり、グルグルは続いています。
さすがに明日はアルバイト戻らないと行けないのに、
この調子では困りますよね。
今晩もおうどんで腸君に頑張ってもらいます。
それにしても、この手の病、本当に大変。
何にも出来ないっていうので、
ただただウィルスに体を奪われ滅多指しにされ、
放置されるのを待つっていう。
その間、何度人生の終わりを感じた事か。
手足の神経感じなくなったら、
人は終わりを感じる様ですね。
この胃腸炎、フランスでは毎年冬に流行する
感染症らしいので、
皆様気をつけてください。
結構簡単に人感染するみたいです。
手荒いうがいはもちろん、
家族や同居人にかかった人がいたら、
きちんとアンチウィルスの洗剤で掃除など、
この病気、百害あって一利無しぐらいの病気なので、
本当に気をつけてください。
治りつつあるから言えるけど、
これもひとつのフランス生活経験かなぁなんて。
それにしても、いつ完治するんだろうか。。。
長くなりましたが、3日分の病気日記でした。
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