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15.6.12

Bordeaux Trip 2 Saint Emillion

273日目。

ボルドー2日目のお話。

前日に引き続き、
雨が降ったり止んだり。
たまに晴れ間が見えたり。
降る時は、かなりのザーザー降り。

天気の冴えない中、この日は、
前日のシャトー巡りツアーが
期待していたSaint Emillionではなかったので、
なんとなく行ってみる事にしました。

 まずは、またこのシックなトラムを使って、
駅に向かいました。
 トラムは、1乗車€1、40みたいです。
でも、観光案内所のパッケージツアーに
5回乗車券が付いていたので、
この日もこれを使いました。
これは、1回使ってから1時間有効なので、
乗り換えは1時間以内であれば、
何度でも大丈夫。

観光案内所で聞いた電車の時間まで
まだ少し時間があったので、
駅より1つ手前のトラムステーションで降りて、
ちょっと観光。
 Eglise Saint Croixです。
とっても大きな教会にびっくり。
私のカメラでは、全体が全て入りません。
 なかなか古い建物の中、
凄く立派で手入れが届いているであろう、
大きな教会オルガンがありました。
オルガン好きな私。
凄く素敵で感動。
 雨が降ってきそうになったので、
急いで徒歩で駅に向かいました。
フランスの国鉄、SNCF社のTERという
ローカル列車を現地で予約。

片道、€8、60でした。


 なかなか新しくて可愛らしい電車。
 2等車の自由席。
不思議だったのは、改札も無いし車掌さんもいないので、
買ったチケットを見せる機会が一度も無かったです。
普通にただ乗りできちゃいそうでした。
 Bordeauxの駅から40分程でSaint Emillionに到着できるのですが、
見えてきました、ブドウ畑。
 持っている地球の歩き方に書いてあったのは、
とても小さな駅でバスやタクシーが無いとの事。
そして、駅から車で15分。
噂通り、とっても小さな駅。
 っていうより、無人駅。
到着直後、また強い雨が降ってきたので、
雨宿りと思ったのですが、
この建物は閉ざされていて、
中に入れませんでした。
10分程待ったら、雨は止んだので、
調べておいた道順に沿って歩き出しました。
 雨が降った後はとても空気が澄んでいて、
田舎街を歩くのも苦になりません。
 5分程歩くと、こんな看板が出てきました。
シャトーの案内。
さすがSaint Emillion。
シャトーの数半端ないです。
 思ったよりも駅から中心地まで近く、
1本道だったし、普通に歩けちゃいました。
ブドウ畑に挟まれた道を歩くのもとっても楽しかったです。

旧市街に到着すると、
本当に中世の頃のままの様な街並が広がります。
奥にあるのはタワーで、手前は昔の洗濯場です。
サンテミリオンの街もユネスコの
世界文化遺産に登録されています。
 サンテミリオンの一番中心にある、
Eglise Monolithe(モノリスの教会)のタワー。
 高台からみた街の様子。
タイムスリップしたような眺め。
 街を歩いていると、
やっぱりワインに関するお店が多かったです。
ワインを入れる木箱で装飾された門もありました。
 と街を散策していると、また雨。
今回は、この旅一番の大雨。
雷まで鳴ってました。
2日目って事もあって、
雨が降る直前が予想できるようになり、
その場で見つけた店に入りました。
 何となく入ったお店ので、
想像とはちょっと違ったけど、
鴨のコンフィーの前菜とメインの鶏肉のクリームに込み。
それにデザートも付いてくるランチメニューでした。
これで€15程だったかな。

ランチをしている間に、雷雨は止み、
晴れ間が広がっていました。
 なので、また観光再会。
観光案内所の裏側にある、
Eglise Collegiale et Son Cloître(参事会教会)。

 中庭が素敵です。
 お昼過ぎにモノリス教会の地下などを
まわるツアーがあると、
観光案内所で聞いたので行こうと思っていたのですが、
こんな可愛いトラムで市内を回れる事を知り、
急遽予定変更。

一人€6、50で1時間程の周遊ができます。
申し込みは、参事会教会の裏側にある、
トラムが停車所の窓口でできます。
 サンテミリオンのブドウ畑をトラムでまわります。
音声付き(英語/フランス語)で、
走っているところの近くにある
シャトーのワインの特徴などを説明してくれます。
 奥に見えるタワーは、旧市街の教会のタワー。
 なんと、このトラムツアー、
シャトーも1つ降りて寄ります。
 行ったのは、Chateau Rochebelle
 前日と同様、シャトーの主が
1から10までそこのワインを説明してくれます。
このシャトーのカーブは地下。
ここで静かにワインを育てて行きます。
 これからラベルを貼って、
出荷されるであろうワイン達。
 ブティックは別の建物にあります。
 そして、お待ちかねの試飲。
試飲をしてみたものの、
2005年のはずれ年のワインだったからなのか、
凄く深く渋いワインで、なんだか口に合わず。
サンテミリオンのワインという事で、
過大評価し過ぎたのかもしれません。

ここでは、ワインを買わず、
このシャトーの名前の入った
ワインを入れる木箱の板を記念に買いました。
 このシャトーは、ヴィンテージものも揃っていて、
私の生まれ年のワインもありました。
€100以内で買えたけど、
試飲で口に合わなかったし、
何よりそこまでお金をかけられる程裕福ではないので。

というわけで、サンテミリオンワインは、
まだ私には早すぎるのかと納得。
トラムで旧市街へ戻りました。
 旧市街へ戻り、かなりの数のワインがストックしてあり、
購入可能であるMasion du Vin(ワインの館)へ
行ってみました。

先ほどのシャトーでの試飲で
サンテミリオンワインが口に合うか心配で、
試飲無しでの購入が怖くなったので、
ここでは見るだけ。

でも、悔しいし、たまたまだったのかを知るため、
最後にバーに行ってみました。
 頂いたのは、この2つのワイン。
でも、やっぱりなんとなく違う気が。
アロマはあるのに、
口の中に入れてからの深みが無いような。

というわけで、
サンテミリオンワインはやっぱりまだ早かったみたい。
もっと年齢を重ねた方が味わえるような気がしました。

来た駅までの道をまた20分程歩き、
帰りの電車に乗り込み、
ボルドーに戻りました。

間違えて1等車に乗り込んでしまったけど、
誰も監視してなく、何も起こらず。
システムがよく分かりません。

40分程でボルドーに戻り、
時間的には夕飯の時間。
美味しいものを探して歩いていると、
観光案内所のすぐ近くにあるこのレストランに行列が。
この行列を見るのは二回目。
しかも、丁度開店して人がどんどん流れて行く。
気になったので入ってみる事にしました。
 入って失敗に気がつきました。
メニューが1つ。
前菜にサラダ、
メインはフィレステーキとフライという
セットメニューだけ。
 こんなスタイルのお店初めてで、
ちょっとビックリ。
それ以上に、このお店に食いついて、
行列ができている事にもっとビックリ。
まるでアメリカの食事。

レヴューによると、フランス版ファミレス的なお店。
しかも、ボルドー発祥のお店なのかは未だに不明。
フランス国内の主要都市(パリには無いです)にも
あるみたい。

でも、あのまま行列を横目に通り過ぎていたら、
気になって夜も眠れないという結論に至り、
ボルドー3日間の最後の夕飯で、
ちょっともったいなかったかなとは思ったけど、
これも1つの体験です。

これだけカロリーの高い夕飯の後は、
ちょっとブラブラと観光。

夜9時頃だけどこの明るさ。

 ボルドーの観光案内の写真に必ず出てくるこの場所。
Place du la Bourse(ブース広場)。
水の張った噴水のようなものが川沿いにあって、
とっても綺麗に建物が反射していました。
 反対を見ると、”月の港”と呼ばれる
ボルドーの街を象徴する、
三日月のようにカーブをしたガロンヌ川が見渡せます。
沈む太陽を反射して、
橋や建物がオレンジに輝いていて、とても奇麗でした。

フルーツが食べたいと言う事で、
ちょっとしたスーパーなどを探したのですが、
旧市街の私たちの行動範囲には何も無い。
結構歩いて回ったけど、
全く見つからず。
これだけ歩けば、パリなら4、5件は絶対見つかるのに、
全く無く、パリでの生活の恵まれている事に
気がついたのと同時に、
これだけ無いとちょっと驚き。

歩き回る間に、ホテルの近くにある
Place Gambetta(ガンベッタ広場)の古い門,
Porte Dijeaux。
1748に建てられたこの門。

最後にこの写真を撮って、
スーパーに関しては諦めて、
ホテルに戻りました。

この日は、憧れのサンテミリオンに自分たちで行けたし、
いい感じにタイミングよく雨から逃れたし、
またまた満足な1日になりました。

サンテミリオンは、世界文化遺産に登録されているのに、
ボルドーからのアクセスがなかなか
大変そうなイメージだったけど、
駅から歩けたし、実際行ってみると
観光案内所でいろいろ情報は貰えるし、
旧市街からでもいろいろな方法で
シャトーに行けたりするので、
思ったよりも大変ではなく、
楽しめました。

サンテミリオンに行った事も
また一生の思い出になりそうです。

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