MaA Photo 2

Translate

1.9.12

Voyage en train de l'Est-Europe: Jour 8 Romania

348日目。

東欧電車の旅:8日目(8月5日日曜日)。

この日はイスタンブールへ向けてBudapestから、
Bucurestiを経由しルーマニアの地を車窓の旅。
 Budapestから割と奇麗な夜行列車に乗って、
出発。乗客の各駅での乗り降りが割と激しかったものの、
空いていて、向き合った4席を一人で使えちゃえました。
体制も買えられるし、ゆったり座れたので、
疲れもそんなに貯まらなかったのですが、
私の座席の前に座ったちょい悪カップル。
Budapestで大量に買い込んだ荷物と共に、
2人で8つの座席を陣取り、
お酒を飲み始め、
時には大声で喧嘩をし始める始末。

めんどくさいやつらの近くに座ってしまったなぁ。
ちょっと怪しげだから気をつけようと思っていました。

南へ行けば行く程、入国審査などが始まり、
(北の方は、入国審査なんてなかった)、
夜中だろうと何だろうと、国境駅で一度電車が止まり、
パスポートと荷物、チケットチェックが入ります。
Hungary側の国境駅で止まり、チェック。
やっと出発したと思ったら、
5分後、Romaniaに入国した途端、
また停車。そして今度はRomania側からチェック。
私からしたら二度手間だけど、
これが陸続きを移動するという事なんですよね。

それから眠っていて良く状況は分からなかったのですが、
気がついて起きた時、
前の2人のカップルの大量の荷物が消えていて、
途中到着した駅で連行されていました。
寝ていたので全く内容は分かりませんが、
パスポート不所持か密輸がどちらかだと思います。
荷物は没収されたんだと思う。

やっぱり、ちょっと怪しげと思ったんですよね。
でも、この2人頭悪そうだったから、
こういうのも上手に出来なさそうだし、
うるさくて目立ったんだと思う。
捕まるはずだわと思いつつ、
怪しい人も居なくなり、安心してまた眠りにつきました。
 朝、気がつくと外はもう明るく、
こんな凄い光景が広がっていました。
車窓からルーマニア見学です。
 途中(どこか全く不明)とまった駅には、
機関車があって、
あぁ古い国へ来たなという感じでなんかワクワク。
青空と緑とで素敵な自然が
まだまだ広がっている国だという印象。

昼前の11時にBucurestiに到着。
本当は、街に出たかったのですが、
ここでは、2時間だけの滞在だったので、
駅で待機する事にしました。

何と言っても、ここからが最大の謎であったところ。
電車の予約が出来ていなかったんです。
駅内のチケットカウンターに行ったのですが、
(チケットカウンターは国際線と国内に
別れているので注意)
国際線は日曜日という事で閉まっていました。
国内線のカウンターに行ってみると、
何番線の電車に何時に乗れと指示。

Offenbourgの国鉄カウンターの優しいおばちゃんが、
最新時刻表のコピーをくれたり、
Brastilavaの国鉄カウンターの
丁寧なお姉さんがプリントアウトしてくれた、
イスタンブールまでの全ての乗り換えと
停車駅がリストしてある紙を頼りに、
発着の掲示板とにらみっこしつつ、
とにかく指示された通りの電車に乗り込む事にしました。
予約は無し。

駅は日曜日で、辛うじてマックとカフェ、
売店が開いているのみで、
がらんとしていました。
それでも、マックにはバックパッカーや旅行者が
一杯待機していて、
危険と言われている場所だったけど、
安心して私もマックにいました。
wifiも使えたし。さすが、世界の資本主義企業。

2時間後、指示された番線に行き、
車掌にイスタンブールへ行きたいと伝え、
予約はあるのかと聞かれ無いと言ったら、
こっちの車両に乗れとの事。
予約有りは、クシェットの車両、
無しは、座席の車両の様でした。


ちょっと心配だったけど、とにかく乗り込んで出発。
この日のルーマニアは38℃。
きっと車内はもっと暑かったと思う。

 2時間程とっても暑い中、
ルーマニアの国境駅で例のごとくパスポートチェック。
そして、Bulgariaに入り、
ここでもかなり念入りなチェック。
それから何もないこんな草原をひたすら走って行く。
ブカレストから計5時間。
ACのも無く、窓を開けても入ってくる空気は熱風。
ちょっとでも動くと暑くて汗が出るので、
動けず。
だからと言って、何かをする気力も無くなるほどの暑さ。
車窓風景も面白く無く、
ただひたすらぼーっとしていました。

例の紙によると、
ブルガリアのある駅で
電車を乗り換えする必要があったので、
その駅で降りました。
降りて直ぐ、車掌にイスタンブール行きの電車は
どれかと聞くと、
今乗っていた電車を指差してこれだと言う。
でも、これはSofiaに行くんじゃないかと言って、
ちょっともめていると(英語がなかなか通じない。。。)、
周りの人が助けてくれました。

他にもイスタンブールに行くと言っていた人が、
こっちの車両に乗ってるからこれに乗りなさいと。
その車両とは、ブカレストで乗車する前に知った、
予約ありのクシェット車両。
でも、予約無いと伝えると、
皆予約なんて無いよと。。。
チーン。

出発してしまうので、急いで同じ電車にまた乗り込み、
今度はクシェットの方へ。
その車両には、
たくさんのバックパッカーが乗っていました。
親切な人が教えてくれたには、
私が乗っていた車両とこの車両はこの駅で離されて、
一方はソフィアへ、一方はイスタンブールへ向かうと。
そして、この車両に乗ってる人
殆ど予約なんて取ってないよと。

すてる神あれば救う神あり。
色んな人に聞いたのに、
どうしてもっと早く教えてくれなかったのか。。。
しかも、なぜかこの車両の方が涼しい。
私のあの心配と暑くて死にそうだった5時間を
返して欲しいと思ったよ。
電車についていた掲示。
これをもっと早く見ておけば。。。
でも、イスタンブールへ行く人達が
周りに沢山いてよかった。
 もう気がつけば夕方。
それからは快適なクシェットの移動でワクワク。
クシェットだけど、座席にもなって、
昼間はこんな感じで座席にしておきます。
 殆どがイスタンブールに向かうバックパッカー。
皆で遠足気分で
これぞバックパッカー旅という感じで凄く楽しい。
車掌さんも私服になって移動を楽しんでる感じ。
途中止まった駅で、電車から降りて給水。
順番に並んで、
駅にある水道水をペットボトルに入れました。
田舎の水道水は普通に飲めて、とっても美味しい。
 9時頃、ちょっとウトウトしていると、
急に電車が止まり、
まわりが慌てて降りる準備。
何事かと思ったら、何故かここでシャトルバス。
スタラザゴラという駅でした。
皆そろってぞろぞろ移動。
 ディミトロフグラードという駅までバスで移動して、
また電車に乗り込みました。
本当に遠足みたいで、なかなか面白い。
 こんなおんぼろ電車に乗り込んで、
皆それぞれ仮眠。
と思いきや、また夜中に起こされました。
気がつけばそこはもうBulgariaとTurkishの国境。
パスポート拝見で御座います。
ってここ日本人と知ったら、
パスポート没収されてしまった。
おいおいと思っていると、
EU圏外のパスポートはオフィスに持って行かれ、
たぶん情報をコンピュータに入れたりして、
出国スタンプを押す事になっているみたい。
結構長い時間経った後、パスポートが返却されました。
もうこういう国は全て手作業。

また電車は出発して、直ぐトルコへ入国。
 Kapikuleとう駅で停車。
ここで電車を降ります。
もう時刻は確か夜中の2時。
 ここでは、駅で入国審査。
ここはもうEU圏外。
ビザが必要な国出身の人もいる様ですが、
別の窓口で一瞬で入手できるみたいです。
日本は観光ビザは必要ありません。
そして、またまたここからシャトルバスが出ていて、
これに乗車。
Offenbourgのおばちゃんの説明で、
ここからバスに乗って
イスタンブールへ行くと言う事は知っていました。
このバスのサービス素晴らしく、
夜中3時なにのも関わらず、
無料でコーヒーか紅茶の提供があって、
何て凄い国なんだともうこの時からトルコの印象は逆転。
紅茶を頂き、これがイスタンブールへ行く
最後の移動手段と思って安心したのか、ここから爆睡。
隣の人に到着直前に起こされるまで眠ってました。

という事で、朝6時、
無事にイスタンブールへ到着した訳です。

ここまでの移動、かなり心配だったけど、
色んな人に助けられつつ無事に到着出来て、
本当に良かったです。
移動は長いし、車内は暑いし、
乗り換え多いし、大分疲れたけど、
到着したら嬉しくて、疲れも吹き飛びました。

この乗り換えの数。
そりゃ、他国で予約できませんよね。
これだけ複雑になっていて、
たぶん自国の国鉄会社でも
どんな経由なのかとか把握してなくて、
コンピュータや時刻表に臨時すぎて
入っていなかったんだと思います。
なかなかの冒険で大分リスキーだったけど、
これはこれで良い経験でした。

さて、朝からイスタンブール観光へ突入です。
それは、また後日。

0 件のコメント:

コメントを投稿