MaA Photo 2

Translate

4.9.12

Voyage en train de l'Est-Europe: Jour 11 Sofia


351日目。

東欧電車の旅:11日目(8月8日水曜日)。

トルコからBulgariaに入国し、
首都Sofiaに朝到着。
 駅ではまずATMでブルガリアアレフを降ろし、
この日の夜の電車の予約がまだできていなかったので、
窓口で予約。(たった2、44アレフでした。)
そして、荷物を預け(1日一個2アレフ)、
出発ですが、駅に観光案内所が無く、
事前にちょっと調べた地図を頼りに歩き始めました。
トラムもあるのだけれど、
自分が何という場所を目指すかも分からなければ、
バス停に地図はあるけど何だか分かり難い。
時刻表やバスの番号もよく分からないし、
ちょっと乗るのはやめました。
調べた地図では歩けない距離では無さそうだったので、
街の様子を伺うのも兼ねて徒歩です。
 途中、朝市を発見。
新鮮な果物などが並んでいました。
なんだかとても迷ってしまい、
自分がどこにいるかも、もうどこを目指しているのかも、
分からなくなってしまったのですが、
大きな建物の中を抜けると、
こんな古い教会が中心にありました。
今思えばこの建物凄いものだったみたい。
聖ゲオロギ聖堂と呼ばれるこの教会は、
紀元前4世紀のローマ時代に建てられた
ソフィア最古の建造物だそうです。
大きな割と現代的な建物の中にあるのが
とても大切にされているんだなと感じました。
 そこを抜けると、聖ネデリャ聖堂がありました。
木々に囲まれて、このレンガの色と融合して、
街に溶け込んでいる雰囲気。
高級住宅街的な場所にあって、
静かな雰囲気でした。
 観光案内所も無いし、右に行けば良いのか、
左に行けば良いのか、分からず、
地下鉄入り口を下り地下道にあった
お土産屋さんに売り物の地図を見せてもらい、
旗を買うからと言って、
地図の写真も撮らせてもらったのだけれども、
なんだかよく分からない。
でも、とても親切なおばさんでした。
観光案内所も見つからないしと思っていたら、
シェラトンホテルを発見。
一か八か、中に入り受付で地図を貰えませんかと話すと、
快く観光マップを渡してくれて、
現在地、主要な観光名所を丁寧に説明してくれました。
一気にブルガリアのポイントアップ。
しかも、さすがシェラトンホテルです。
宿泊客以外にもこんなサービスしてくれるなんて、
しかもボロボロで汚いバックパッカーの人に。


という訳で、改めて観光開始。
実はいい選行っていたようで、
逆方向に真っすぐ行けばいろいろあったようです。
しかも、最初の聖ゲオロギ聖堂って
シェラトンの内側だったみたい。
何故気がつかなかったのか。
やっぱり方向音痴みたいです、私。
でも、これまでの旅ではどこも観光地で、
夏のバカンス中のヨーロッパ人で溢れ返っていたけど、
ここはそこまで観光客もいないし、
だからと言って夏の暑さで地元人も少ない。

ソフィアは、ツァールオスヴォボディテル通りという
大きな通り沿いに何カ所もの建造物があって、
ここを歩くだけで基本的な観光になります。
その出発点として、旧共産党本部が左側に。
 右側はツムデパート。
ウィーンの黄色い石を使った建物で
この辺りをラルゴと呼ばれています。
 通りを少し進むと、国立考古博物館で、
この建物はユネスコ世界遺産に登録されています。
オスマン帝国時代の最大で最古のモスクを
使用しているそうです。
 ちょっと通りをそれて公園の中を入って行くと、
イヴァンヴァソフ国立劇場。
素敵な外観。ウィーンを思い返します。
 街中で発見した大きな卵のオブジェ。
この色の感じとっても好きです。
 通りに戻り、少し進むと、
聖ニコライ聖堂(ロシア教会)。
地下聖堂にミイラ化した大主教が眠っていて、
多くの信仰者が訪れていました。
 こちらの赤れんが作りの教会は、聖ソフィア聖堂。
ソフィアという地名は、
この聖堂の名前から来ているそうです。
元々は教会だったのですが、
オスマン帝国支配時代にはモスクにされたそうです。
 聖堂の裏側には、戦没者記念碑がありました。
日本人として夏のこの時期は、
やっぱり終戦記念を思いますね。
その目の前にある大きな通りの中心に、
これまた大きな大聖堂があります。
これは、アレクサンドルネフスキー大聖堂。
カメラに納まりきらない程の大きな建物。
世界最大級の正教会の聖堂だそうです。
 
こちらが正面。
ソフィアという街は、昔はヨーロッパ最大の街で、
それぞれの時代に
中心地として繁栄した街だったそうなので、
こういった最大の教会やらモスクやらが健在します。
 こちらは、図書館。
 凄く立派な建物のソフィア大学。
こんなキャンパスでお勉強したら、
とっても頭が良くなれそう。
 国会議事堂。

ソフィア大学目の前にある交差点の地下に、
観光案内所がありました。
そろそろ食事にしようと思ったので、
お薦めのブルガリアンレストランを紹介してもらいました。
その場所から徒歩10分程の
住宅街の中にあるこのレストラン。
Manastirska Magernitsaというレストランで、
ブルガリア郷土料理を出してくれるお店です。
外観は田舎の山小屋をイメージした感じで、
テラスがあって、そこで食べました。
お昼と夜の間ぐらいの時間だったので、
とっても空いていて、接客も良く、
ゆっくりと食事が出来る雰囲気でした。
トイレに行く途中にキッチンの様子が見えたり。
お肉をグルグル機械でまわして焼いていました。
 ここの所、野菜不足だと感じたので、
サラダをアパタイザーに注文して、
豚肉のオムレツをメインに注文。
そしてビール。
このサラダがでか過ぎて、食べ切れず。
こんな大盛りなら、注文前に言ってくれればいいのに。

隣に座っていた親子のような2人が、
私が日本人と知ると、一緒に食べるかと誘ってくれました。
 お話すると、お父さん
(実は彼女の恋人のお父さんだったみたい)の方は、
ドミニカ共和国の大使で、現在ポルトガルに駐在中だそう。
そして、ブルガリアにはバカンスを兼ねて、
ブルガリア出身の彼女と共に
彼女の両親に会いに来たらしい。
前日にディナーを終えて、
この日はリラックスムードでランチを楽しんでおりました。
彼は、日本にも駐在していた事があるそうで、
日本人の私にも経験した事の無い
高貴な生活の話を沢山してくれました。

とっても気に入って頂いて、
名刺まで頂き、連絡先を交換して、
困ったらいつでも連絡をしてくれと言ってくれました。

こんなところで、また面白い出会い。
本当に旅って面白い。
ドミニカ行った事無いので、
是非頼りに行ってみたいと思いました。

楽しい会話と美味しい食事で満足の遅いランチを終えて、
彼らとも再会を願いお別れ。
また観光再開です。
中心地へ戻り、まだ見ていない側の方向に行きました。
 この街にも室内マーケットがあります。
外から見たら、郵便局かなにかと思いそうな外観。
 中は割と奇麗なマーケットになっていました。
 ブルガリアも乳製品が有名。
ブルガリアヨーグルトって言うぐらいですからね。
でも、ブダペスト同様、
ちょっと行くのが遅かったみたいで、
殆どのお店が閉まっていました。
 マーケットの前にはモスクがありますが、
観光目的で入るのは時間が限られているので
入れませんでした。
 またゆっくり駅の方に歩いて戻り、
駅前のカフェなどがある場所に
WIFIfreeのカフェを発見したので、
そこでコーヒーを飲みながら次の下調べをしました。
ブルガリアでヨーグルトを食べるなんて
変な目的を自分の中で作っていたので、
最後に飲むヨーグルトを買って電車に乗りました。
今回は、個室6人席の車両。
 空いていたので、2人で貸し切り状態でした。
でも、この車両で
今夜はいい感じに寝れると思って安心していたら、
途中(寝ていたのでどこかも覚えていない)、
急に起こされ、
電車を乗り換えろとの指示。
言われるがままに電車を乗り換えたのですが、
先に座っている人で満員。
同じ個室6人掛けできつきつ状態。
しかも、夜中で寝ている人もいて、
空いている席に足をかけたり、
寝転がったりしていたので、
起こして座らせてもらったり、
乗り換えを強いられたバックパッカー仲間と、
このシステムに文句を言い合いました。
通りで予約が出来なかった訳です。

もちろん、真夜中の国境越えでは、
いつもの用に2つの駅で起こされ、
パスポートチェックが入りました。
でも、ここまで来るともう慣れたもんです。
そして、次はセルビアはベオグラードです。

ソフィアっていう街のイメージは全く無く、
今回行けて、街や国の事を知る事ができて、
いい経験でした。
駅に到着する途中、
沢山のスラム街のような場所を見かけました。
土を固めて作った小さな家に、
電気も通っておらず、裸足で走り回る子供達。
ブルガリアはEU加盟国なのですが、
その様子を見てとても驚きました。

ソフィアの街は、駅前は閑散として
あまりいい感じとはいえないのですが、
中心地へ行くと、
奇麗な建物があり、高級レストランが並び、
道路もきれいに整備してある地域もありました。
これが貧富の差なのだと思いました。

EU加盟国なので、
ブルガリアには頑張って欲しいと思いました。
もっと観光業に力を入れると、
経済も少しは潤うのかなとも思いました。

0 件のコメント:

コメントを投稿