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31.1.12

Les Catacombes de Paris

145日目。

先週LAからのお友達夫婦が来ていた時に、
行ったところで、
今まで行った事が無く、
行ってみたいとずっと思っていたところに行ってきました。

ここは、無縁仏を葬る地下墓地。

この墓地には、頭蓋骨と脛骨がずらりと
奇麗に永遠に並べてあるのです。
パリに来たばかりの頃、
一人でいろいろな場所に足を運んで観光をしていたけれど、
さすがにここは1人で行く勇気が無く、
誰か一緒に行く機会がある時にと思っていたところの1つで、
今回、アメリカンなのりな2人について行く事が出来ました。

Metro6: Denfert-Rochereauの出口を上がると直ぐある入り口。
 なかなかこじんまりしてて、分かり難いです。
ここは、パリ市立の博物館なので、入場料はなかなかお安め。
普通は€8ですが、26歳までは、€4。
私もギリギリ半額で入館できました。
 すぐにこんな螺旋階段があって、
永遠に下に降りて行きます。
途中目が回りそうになる程、永遠に続くこの階段。
130段の階段で、地下鉄よりももっと地下へと下ります。
 永遠に続いた階段の後は、カタコンブの歴史エリア。
この地下道を作った様子などが展示されていました。
18世紀の出来事なので、写真ではなく、絵が多かったです。
 次は少し不気味な階段を上がって。。。
 こんな真っ暗な地下道をまた永遠に進んで行きます。
 やっと、明るい場所へと辿り着いたものの、
骸骨の姿はまだ。
この辺りは、遺体を保管していた場所みたいです。
 地下には、こんなお城の模型もあったり。
 地下水の貯まった場所もあったり。
 やっと、納骨場所への入り口。
ちょっとした展示もあって、
写真には、ミイラ化した遺体の様子などがありました。
 フラッシュ禁止のため、
上手くiPhoneでは撮れなかったのですが、
こんな感じに、
狭い道の両側に奇麗に骨が並べられていました。
14℃に保たれた湿気の多い空気が
また不気味さを増さしていて、
気分が悪くなるまでとは言わないけど、
いい気分では無かったです。

これだけの数の骸骨を見たのは、生まれて初めて。
最初はビビったけど、これもまた永遠と続くので、
見慣れてきてはいたものの、
1個1個の骨が、微妙に形が違ったり、半分に割れていたり、
結構生々しいので、やっぱり不気味でした。
 慰霊碑などもあって、
ここできちんと葬式的な事をしてから、
丁寧に骨を積み上げて行くみたいです。

また、別の螺旋階段を上がって、
別の出口(だいたい1駅分)から出ます。
出口の目の前には、骸骨用品を扱う、
カタコンブ専用のお土産屋さん。
なかなか面白いものが沢山置いてあって、
商売上手な感じでした。

出てから、大分長い事深呼吸をしました。
なんか変な空気が体の中を充満していた気がして。
もうちょっと当分ここに行くのは良さそう。
でも、一生に一度の経験。

この共同墓地、この博物館として
公開されている場所だけではなく、
パリ市内の至る所にあるそうです。
そこへの入り口を知ってるという人もいるけど、
地図と懐中電灯は必須アイテムらしい。

でも、きちんと丁寧に並べられた骨を見て、
死者に対するリスペクトもきちんとしていたんだなと、
感心致しました。

勇気のある方は、是非行ってみてください。

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